91/02/09 20:50:41 くろ 指導案例--動物の世界
図書利用の指導案の例です。図書部会がまとめたものの中から、選んでタイプしてみま
した。用意された資料や本は、どうやら生徒が選択したもののようですが、詳しいことは
わかりません。
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理科学習指導案
1学年2組 場所 (第2理科室)
指導者(小川 益美)
1.題材 動物の世界
2.題材について
現在、地球上では、多様な生活条件が作られており、そこに生存している生物も多種
多様で変化に富んだ生活をしている。このことを身近な動物を中心に、その食性や体の
つくり、生活のしかたなどが環境と密接なつながりをもっていることに目を向けさせ、
動物の世界に対する認識を一層深めることをねらっている。
また動物の特徴をもとに、いくつかの仲間に分類できることを理解させるようにし、
最後に水中から陸上へという進化の道すじ、長い年月のあいだの変化という観点によっ
て体系づけさせ、生物の視野が一段と広がることをねらっている。
3.学習指導計画
(1)動物の生活・・・・・・・・・・2時間
・動物の食べ物
・動物のすばやい運動
(2)動物のなかま・・・・・・・・・9時間
・背骨のある動物
・背骨のない動物
(3)動物の世界の移り変わり・・・・2時間(本時1/2)
・水中から陸上へ
・生活の場所を広げていった動物
4.指導目標
(1)動物は、種類によって食性や体のつくり、生活のしかたなどに特徴があり、それ
ぞれの環境に適応した生活をしていることを、身近な動物を観察することにより
理解を深める。
(2)動物を特徴によって分類し、その系統性を知り、動物がはじめ水中に現れ、その
後そのなかから陸上で生活をするものが現れ、しだいに生活の場所を広げていっ
た動物の世界の歴史を理解させる。
5.本時の学習指導
(1)目標
水中と陸上の環境の違いと関連づけて、最初、水中に現れた動物が、やがて陸上
への生活の場所を広げていくためには、どのような変化が必要だったか、進化の
道すじを通して理解を深めさせる。
(2)学習資料
理科学習資料,地球大紀行(NHK),脊椎動物の歴史(どうぶつ社)
生きた化石(恒和出版),さかなの出現(らくだ出版)
人間は何から生まれたか(ポプラ社),ビデオ地球に生きる(NHK)
(3)学習指導過程
学習内容および活動 |
指導上の留意点 |
資 料 |
(1) 水中と陸上との環
境の違いと陸上生
活への適応
(2) はじめて水中に現
れたと考えられて
いる動物
(3) 陸上に現れたと考
えられている動物
(4) 次時の予告
|
班でテーマをきめ、資料集めを
させて発表形式ですすめる。
図書で調べたことをOHP用シ
ートでまとめさせ、班で発表さ
せる。
シートは必要な図表も載せさせ
る
はじめに陸上に現れた動物や、
なぜ陸上に出現したかを資料を
もとにまとめさせる。進化の実
例を例をあげ発表させる。
生活の場所を広げていった脊椎
動物についてまとめさせておく
ようにする。
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OHPシート
・環境の違い
・酸素の生成
・単細胞生物の出現
・魚類
肺魚
・イクチオステガ
・シーラカンス
・ビデオ地球に生きる
|
(4)評価
動物が水中で生まれ、しだいに陸上動物へと進化していく過程に興味をもち、す
すんで資料を収集し発表できたか。
松下村塾 Yicin-Net
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