10 177 90/12/29 02:36 MIHATA    【北極点では磁針はどこを指すか】
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90/12/29 02:36:10 MIHATA  【北極点では磁針はどこを指すか】
 
 磁石はN極が北を、S極が南を指す。それでは、すべての方角が南になる地点、北極点
では磁石はどうなるのだろうか。                         
 
 実は北極点は磁石にとって特別な場所ではない。地球は巨大な磁石だと考えられる。し
かし、その軸は地球の自転軸とは少しぶれている。磁力が垂直になるところを北磁極、南
磁極という。磁石の指す北の方角とは、正確には北極点の方角ではない。北磁極の方向な
のである。したがって、北極では磁針は北磁極の方角を指すわけである。ちなみに北磁極
では、磁石はN極を下にして直立する。                      
 
 北磁極は北緯約76度、西経100度のカナダ北極圏のバサースト島付近にあり幅約1
00Kmの楕円の中をゆっくりと移動している。磁極が移動するのは、地球の核がどろど
ろの溶岩のようなもので出来ているため、その流体運動を反映しているのである。   
「今日は何の日」から
 
 
10 178 90/12/29 02:36 MIHATA    【うるう年は4年目ごととはかぎらない】
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90/12/29 02:36:32 MIHATA  【うるう年は4年目ごととはかぎらない】
 
 
 談話室よりの転載
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35 90/03/04 06:46:34 くろ   【うるう年は4年目ごととはかぎらない】
 
 うるう年は普通4年目ごとにやってくる。西暦を4で割り切れる年がうるう年である。
また、うるう年にはオリンピックとアメリカの大統領選挙が行われる。        
 しかし、必ず4年ごとにうるう年になるわけではない。4年目でも、西暦年号が100
で割れる年のうち、その商が4で割り切れない年はうるう年にしない。最近では1900
年がうるう年でなかった。2000年は、100で割った商の20が4で割り切れるから
うるう年になるが、2100年はうるう年としない。                
 地球が太陽のまわりを1公転する期間は365.242195日である。この、0.2
42195日分を処理するために4年に一度のうるう年を設けているわけだが、厳密には
0.242195日を4倍しても、1日には少し足りない。そこで、前述のように400
年に3回の例外を設けることにしているわけだ。                  
 ちなみに、旧暦では、2月30日があった。2月29日生まれ、また死んだ人は4年に
一度しか、誕生日や命日がないが、2月30日の人は新暦では、生没の日がなくなってし
まう。                                     
 今日は何の日からでした。
 
10 179 90/12/29 02:36 MIHATA    【高度があがるほど温度があがる?】
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90/12/29 02:36:59 MIHATA  【高度があがるほど温度があがる?】
 
 談話室からの転載
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44 90/03/04 06:56:04 くろ   【高度があがるほど温度があがる?】
 
 普通我々は、高度があがるほど気温は低下すると思っている。その割合は100m高度
をあげるごとに約0.6度である。この常識をくつがえしたのが成層圏の発見である。
 高層気象を観測していたフランスの気象学者テスラン・ド・ボールは1902年の6月
8日、探測気球をあげて、11〜14Km上空の気象を観測し、地上8〜12Kmの間は
気温は高さとともに降下していくが、12Km以上になると逆に、温度は高さとともに降
下しなくなり、むしろ上がる傾向さえあるのを発見したのだった。          
 当時は、上空にそのような異なった気層があるとは誰も思っていなかったので、人々は
ボールの発見を疑い、温度計の故障ではないかという人すらいたが、その後の観測はボー
ルの観測が正しいことを証明した。                        
 こうして大気には対流圏と成層圏という2つの異なる層があることがあきらかになった
のである。                                   
 成層圏は約50Kmの厚さで地球をとりまいている。成層圏下部の温度はマイナス40
度〜60度だが、高度30Km以上になると、温度は上昇しはじめ、成層圏上部では0度
前後となる。                                  
 成層圏は現在、航空路としてたいせつな役割をになっている。ここでは、地上で暴風雨
が荒れ狂っている時でも晴れわたっていて、気流は一定方向に流れ、安全な飛行ができる
からである。                                  

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