92/01/02 22:12:22 USAKO  ニュージーランド旅行記(H3.7.21/7.30) 
 
 この旅行記はB5の原稿用紙10ページにまとめて,(手がきです。)
昨年の8月31日,市の方(社会教育課)へ報告書として提出したものです。
(UPする時,ちょっと割愛させてもらったところもあります。)
 このニュージランド渡航は,下松市の青年海外派遣交流事業によるものです。
計画は一切,自分でたてて,(と言っても,EILに助けていただきましたが)
旅行エージェントへも自分で連絡したり,入場料,渡航費用もいくらぐらいかかるかを
調べて,提出しなければならなかったのですが,いい勉強になりました。
(一応,応募する時,原稿用紙5枚の作文審査と面接がありました。)
 ホームステイも初めて経験したし,単独渡航というのもはじめて経験したしいい勉強
になりました。
では,旅行記をUPしていきます。みなさん>最後まで,お付き合いくださいね。
                          USAKO 
P.S 今でも人から「オーストラリアへ行っていたの?」って聞かれて困っています
    私は,いまだかつて,オーストラリアに行ってコアラちゃんを抱いたことが 
    ないっちゅうにー。
 
21  58 92/01/02 22:12 USAKO   4 ホームステイ1日目
--------------------------
92/01/02 22:12:57 USAKO  ホームステイ1日目
 
7月22日(月) 
前日の午後8時半,成田空港を出発し,その後,約10時間半の飛行時間でオークラン
ド空港に着く。それから,国内線で約1時間飛び,パーマストン・ノース空港に着くと
ホストファミリーのバーバラ・ボーリングさんが迎えに来てくれていた。彼女はフィー
ルデイングのインターミイデイエット・スクールの教師だ。
 
 日本製の彼女の車に乗り,私達はパーマストン・ノース市の男子高に通っている2人
の息子さん,18才のダレン,16才のマーシュを迎えに行った。道路は日本車が数多
く走っており,郊外へ出ると高速道路でもないのに,道路標識には100と書かれてい
るのに,びっくりした。道路の右側も左側も多数の羊の集団が目につく。ニュージラン
ドは文字通り「羊の国」だなと実感する。彼女の家に着くと,17室もある部屋の数に
驚く。
             
                       USAKO
P.S 時差が3時間ありました。国際電話を入れる時に,ちょっと考えてかけました
    南半球なので,季節が反対でしたが,日中は,日本の冬のような寒さではあり
    ませんでしたが,とにかく雨の日が多かったです。夜はさすがに,冷え込んで
    電気毛布を使わせてもらいました。2件のステイ先とも。
 
21  59 92/01/02 22:13 USAKO   4 ホームステイ2日目
--------------------------
92/01/02 22:13:34 USAKO  ホームステイ2日目
 
7月23日(火)
朝7時起床。午前中は,バーバラの勤めているインターミイデイエット・スクールを訪問
する。このインターミイデイエット・スクールは,11才から13才までの生徒が通う
学校であり,都市部にしかない学校である。
 
 バーバラの教室(生徒数31人)に入るとクラスの生徒達が私を珍しそうに見ていた
が,すぐ,3人の女子生徒が私に話しかけてきた。
 バーバラが「図書室でYOKOと話そう。」という時間を作ってくれ,生徒達と交流
することができた。彼女がまず,私のことや私の住んでいる下松市のことを生徒達に紹
介し,その後,生徒達から「下松市の人口は?日本の人口はいくら?」などの質問を私
が受けた。
 午後からは,パーマストン・ノース・ガールズ・ハイスクールで,ファミリープラニ
ング・クリニックの仕事をしているサリーさんが性教育の授業を参観させてくれた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 (日本でこのような性教育を受けたことがなかったので,びっくりしたけど。) 
 ある日本人の方が,アメリカのドラッグストアで,ある物があるか?って店員に
聞いたら,英語が通じなかったーってRESされたということがありましたっけ。
                         
                        USAKO          
                 
 
21  60 92/01/02 22:14 USAKO   4 ホームステイ3日目
--------------------------
92/01/02 22:14:49 USAKO  ホームステイ3日目
 
7月24日(水)
午前9時半頃,サリーが彼女の家にステイしている日本人女性,マコ(清富正子さん)
と一緒に,私を迎えに来てくれ,フィールデイングのはずれのコリトン・スクール
(小学校)に連れて行ってくれた。そこでは,私達2人が5才から7才児のいる教室
に入り,クラスの子供達に日本文化について紹介した。
 
 マコは,子供達の前で浴衣の着方を英語で説明しながら着て見せたり,下駄もはいて
みせた。
 
 一方,私の方は,ローマ字で書かれている日本地図を子供達に見せながら「日本は,
大きな四つの島,北海道,本州,四国,九州から成り立っている。」ということや,
簡単な日本語(漢字)について,担任の先生や子供達に説明した。その後,クラスの
子供達の名前を一人ずつ聞いては,片仮名で書いてあげると,子供達は大変喜んでく
れた。                      USAKO
                                        
P.S コリトンスクールでは,校長先生が各教室を案内してくださいました。   
    休憩時間に.先生達とコーヒーを飲んでいると,サリーが「YOKOはニュー
    ジランドへやって来た理由は,学校を見て回るためよねー。」なんて言われて
    ドキッ!観光の虫が,ちょうど騒ぎはじめた時だったのでね。
 
21  61 92/01/02 22:22 USAKO   16 ホームステイ4日目 
--------------------------
92/01/02 22:22:35 USAKO  ホームステイ4日目 
 
 
7月25日(木)
午前9時半,今日からステイすることになったEILのデイレクターであり,マンチェ
スターストリート・スクールの先生でもあるマージェリー・コーブさんが私を迎えに
来てくれた。
 
 彼女の家に荷物を置くと,すぐ彼女の勤めている学校へ向かう。そして,彼女の教室
で典型的な日本料理であるスキヤキを,子供達と一緒に作ることとなった。
 
 ちょうど,同じ町にステイしている2人の日本人達も加わってのスキヤキ作りとなり,
有意義に過ごせた。
 
 午後からは,私が子供達に簡単な漢字を教えると,子供達は漢字に興味を持ってくれ
た。午後3時,フィールデイングの女性市長さんに会うことができ,下松市のパンフレッ
トやおみやげを渡すことができた。私の訪問を大変,喜んでくださり「お礼にあなたの
市の市長さんにプレゼントを。」っと頼まれた。
                         USAKO
P.S なんとネクタイのプレゼントだったのですよ。下松市の広報の写真に女性
    市長と私が一緒に写っていました。
    
 
21  62 92/01/03 00:17 USAKO   9 ホームステイ5日目
--------------------------
92/01/03 00:17:07 USAKO  ホームステイ5日目
 
 
7月26日(金) 
午前9時15分,サリーが2人の日本人女性(マコとヨシ(大島美恵さん))
と一緒にパーマストン・ノース市にあるジャパニーズジュニア・カレッジへ連れて行っ
てくれた。
 まだ,創立1年ぐらいの大学で,施設が新しく体育館は建設中だった。図書館や食堂
集会室なども見せてもらい,職員の話を聞く。
 午後からは,羊の毛の加工工場へ行き,係員が,羊の毛皮加工品の工程の説明を,機
械を動かしながら説明してくれた。この工場でかわいい羊のぬいぐるみを見つけたので
思わず,衝動買いをしてしまった。
 午後7時過ぎ,マージェリーの勤めている教頭先生宅でのパーテイーに連れて行っ
もらった。高校生の息子さんやその友達と,いろいろと話すことができた。ちょうど,
教頭先生のお宅に,アメリカ人の中学校の先生がホームステイしており,彼女とも少
話せた。
                      USAKO
P.S 市長さんへのおみやげは,羊のぬいぐるみにしました。
    帰国挨拶へ市役所へ行って,市長さん不在でしたので,助役さんへ手渡して
    いるところを毎日新聞の山口版で見かけた方もおられるかも?
 
21  63 92/01/03 00:23 USAKO   11 ホームステイ6日目 
--------------------------
92/01/03 00:23:05 USAKO  ホームステイ6日目 
 
 
7月27日(土)
午後2時,マッケンラーさんの家に行く。
マージェリーさんの話だと,農場はとてもmuddy(ぬかるみ)だからというので,
汚れてもいい服を貸してくれた。農場までは,農場の持ち主の奥さんが私をトラクター
の後ろに乗せて連れて行ってくれた。マッケンラーさんの農場は,2200ヘクタール
の広さで,2200頭の羊を飼っているという話を彼女から聞き,びっくりした。
 
 また,羊の毛を刈る電動バリカンを触らせてくれたが,重かった。
今晩のデイナーは初めて,羊の肉(ラム)を食べた。ひじょうにおいしかった。
 
 食後は,私が持ってきた学校の写真(七夕集会,給食など)を見せると,日本の教育
制度の話題が出た。コーブ夫妻(ブライアンとマージェリー)の方も,12年前に日本
の静岡,京都を訪れた時の写真を見せてくれ,日本の印象についていろいろと話してく
れた。
                       USAKO
P.S今朝,死んだ羊の死体もあったけど,はじめて羊を触らせてもらいました。
   マッケンラーさんの家には,金沢出身の日本人青年がホームステイしていて,
   彼は寂しかったらしくて,マッケンラーさんから今日は,ジャパニーズガールズ
   が来るよーって聞いた時,うれしかったっと話してくれました。
 
21  64 92/01/03 00:24 USAKO   13 ホームステイ7日目
--------------------------
92/01/03 00:24:01 USAKO  ホームステイ7日目
 
 
7月28日(日)
午前10時半,マージェリーの特別の親友でもあり,同僚でもあるというジョーさんの
家を訪問する。彼女は羊の毛を,手回しの機械でひも状にして,セーターを編むそうだ
彼女のステキ作品を見せてもらって,感心する。
 
 午後からは,今晩のフェアウエル・パーテイ(お別れパーテイ)の準備のため,私はア
ンドユレさんの家に連れて行ってもらった。そこでは,同じ町にステイしているマコや
ヨシの他,日本人青年達3人と一緒に,日本料理(ちらし寿司,カレーライス,スキヤ
キ,ぜんざい,酢の物)を作り,各家庭のホストファミリー達を招待し,食べていただ
いた。
 
 また,お抹茶を飲んでもらったり,箸を使ってのゲームに挑戦してもらいホストファ
ミリー達と,私達日本人青年との交歓会を持つことができ,大変有意義な思い出の残る
楽しいパーテイとなった。
                        USAKO
P.S 数日前に,日本人の青年達と私で,パーマストンのスーパーマーケットに買い
    出しに行きました。品物が多くあって,ずっと,おりたかったぐらいでした。
    ワカメも売っていたし,結構日本料理が作れる材料がありました。
 
21  66 92/01/03 00:27 USAKO   10 渡航最後の感想            
--------------------------
92/01/03 00:27:44 USAKO  渡航最後の感想            
 
@           
今回のニュージランドでのホームステイでは,渡航目的だった,ニュージーランドの人々
(主にホストファミリー,学校の子供達,先生達)との心の交流つまり「心の国際化」
を計るということは,十分達成できたと思う。
 
私にとっては,初めてのホームステイ,初めての単独渡航ではあったが,幸い現地の
ホストファミリーが暖かく迎えてくださったり,現地のEILの人々が,私の渡航目的
に理解を示し,協力してもらえたことも私の渡航目的が達成できた大きな支えになった
と思う。
特に,学校訪問では,校長先生をはじめ先生達とも話せたことは,日本とニュージーラ
ンド,教育制度は確かに異なるけれども,先生達の子供に対する愛情,悩みは共通のも
のを感じることができた。また,子供達に日本語での簡単な漢字や挨拶の言葉や折り紙
を教えたり,箸の持ち方を説明したり,スキヤキを一緒に作って食べたりしたことは,
今も良き思い出となっている。
 
このような交流事業が今後もますます盛んになることを望んで報告を終わりとしたい。
                           USAKO   

ShoukaSon-Jyuku
■もどる inserted by FC2 system