89/08/26 06:14:34 くろ 【小】指案.鬼遊び・鉄棒遊び
さだきちさんから提供していただきました。
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第2学年体育科学習指導案
1、単元 おにあそび・てつぼうあそび
2、運動の特性
(1)一般的特性
おにあそび
鬼遊びは鬼が逃げる子を追跡して捕まえたり、鬼の追跡をかわし
て逃げ回ったりして、集団と集団が相手チームと競争して楽しむ運
動である。
てつぼうあそび
鉄棒遊びは個々の能力に応じて、個々のやりやすい鉄棒で出来そ
うな技に挑戦したり、出来る技を使っていろいろな基準に挑戦して
楽しむ運動である。
(2)子供から見た特性
おにあそび
○ 鬼遊びは追う、逃げるという基本の動きそのものが楽しい。
○ 自分が捕まえる、逃げるという個々の動きの楽しさだけでなく、
チームの勝ち敗けという集団の動きに高まって楽しい。
○ 自分たちでルールを作り出す喜びや、それらを守ったり活用した
りして楽しい。
てつぼうあそび
○ ぶら下がり、さか上がりのようにさかさまになって遊ぶのは楽し
い。
○ ほめられたり、友達が声をかけてくれると楽しい。
○ 自分にあっためあてに挑戦出来るので楽しい。
○ あまりしたことがないので、難しい、怖い。
3、教師の願いと援助
おにあそび
○ 本単元では、ルール作りの工夫に焦点をあて、勝敗を中心にたの
しさをより深める考えで学習を進めていく。
○ 参加や活動の喜びとともに、仲間との協力によって勝敗を競い合
うことの楽しみ方を知らせたい。
○ 素早く正しい身体動作、チームでの連携プレーなどの個々、集団
としての基本的な技能で行わせたい。
○ コートや反則、得点などのルールの工夫やゲームの勝敗に対する
正しい態度を身に付けさせたい。
てつぼうあそび
○ 本単元では、鉄棒運動の仕方を知り、技を続ける回数、鉄棒の高
さの両方に焦点をあて、児童のめあてを広くして、学習を進めてい
く考えでより高い技が出来るようにする。
○ はじめは今出来る技で自分の能力にあった基準で楽しませ、次に
努力すれば出来る技を基準に楽しませたい。
○ 役割分担をして、学習の場づくりをする。
○ はげまし、助け合い、教え合いによるかかわり合い。 、
○ 安全に対する態度
4、学習のねらいとみちすじ
(1) 学習のねらい
おにあそび
鬼遊びのルールを一層高めるルールを工夫しながらゲームを楽
しむ。
てつぼうあそび
自分の力に合った技や、わざを続ける回数、鉄棒の高さなどに
工夫を加えながら楽しむ。
(2) 学習のみちすじ
おにあそび
ねらいA きまりを作ってグループで鬼遊びを楽しむ。
ねらいB ルールを工夫し、作戦を立てていろいろなチームと
対抗戦をして楽しむ。
てつぼうあそび
ねらいA 今出来る技を何回も続けて楽しむ。
ねらいB 少し頑張れば出来そうな技をいろいろ工夫して楽し
む。
5、時間計画(総時数 5時間)
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1 |
2 3 4 |
5 6 7 |
8 |
10
20
30
40
|
は
じ
め
|
おにあそび)
ねらいA
(てつぼうあそび
ねらいA
|
ねらいB
ねらいB
|
大
会
ま
と
め
|
|
|
6、学習と指導
は
じ
め
|
1、学習のねらいと道筋がわか
り、学習の進め方について知
る。
2、グルーピングと役割分担を
する。(4〜5人の異質グル
ープ) 。
3、助け合い協力して、仲良く
頑張ることを理解する。 |
用
具
|
ストップウオッチ
コート
得点板
低鉄棒(2〜3人にひとつ)
|
|
学習のねらいと活動 |
|
指 導 |
な
か
|
おにあそび
ねらいA
きまりを作ってグループで鬼
遊びを楽しむ。
・やさしいルールを決めて鬼
遊びを楽しむ。
・赤、白に分れて行う。 |
|
・仲良く遊べる様な態度づくりを
する。
・きまりを守って楽しく遊ぶこと
の大切さを学ばせる。
・勝敗はチームとして考えさせる |
ねらいB
ルールを工夫し、作戦を立て
ていろいろなチームと対抗戦
をして楽しむ。
・人数、得点を変えてみる。
・コートを変える。
・鬼を交替してゲームを繰返
す。
2、3分のゲームをする。 |
|
・鬼がかたよらないようにたくさ
ん動けるようにする。
・素早い動き、仲良くするを中心
に進める。
・友達と仲良く力を合わす。 |
てつぼうあそび
ねらいA
今出来る技を何回もして楽しむ
・今どんな遊びが出来るのか
確める。(ぶら下がり方、
上がり方、おり方など)
・はじめは低い鉄棒で行い、
慣れて来たら次々に高い鉄
棒に移ってやってみる。
・グループで見合ったり、教
え合ったりして、協力して
学習する。
ねらいB
少し頑張れば出来そうな技をい
ろいろ工夫して楽しむ。 |
|
・鉄棒やその回り方が安全である
か確認する。
・準備運動として雲ていや上り棒
などを十分に行うように指導す
る。
・知っている遊びをいろいろ出し
合っているか観察し必要があれ
ば助言する。
・順番などのきまりを守っている
か観察する。
・ねらいAを十分に行ってから、
ねらいBに進ませる。 |
・ねらいAをもとに自分のめ
あてを決める。
・新しい遊び方は自分の力に
合った出来そうな技にする
とびやすいとび箱で挑戦す
る。
・友達に左右されず、自分の
めあてに向かって活動する
・きまりを守ってみんなで仲
良く遊ぶ。
・グループの仲間と考え合っ
たりはげまし合ったりして
楽しく挑戦する。 |
|
・単技だけでなく、上がる−回る
−おりるを組み合わせてもよい
ことを知らせる。
・出来る遊びなので、3〜5回出
来たら、別のめあてを考えさせ
て、そのめあてで活動させる。
・自分がするだけでなく、友達の
鉄棒遊びもよく見て参考にさせ
る。
・活動につまづいている子がいな
いか観察し、必要に応じて助言
する。
・各自の力に合っためあてを選ん
でいるか観察し、必要に応じて
助言する。
・めあての高すぎた子には、補助
具を使用する。
・新しい遊び方については、これ
まで出来る技を組み合わせても
よいことを助言する。
・めあてが達成出来た子には、新
しいめあてを決めさせ、挑戦さ
せる。
・出来るだけ多くの子を見て回り
ほめたり、はげましたりする。
|
ま
と
め
|
おにあそび
まとめと反省をする。
|
|
・逃げる楽しさ、捕まえる楽しさ
が十分出来たか。
・仲良く遊ぶことが出来たか。 |
てつぼうあそび
1どんなことが出来るようにな
ったか記録する。
2仲良く楽しく学習出来たか話
し合う。
|
|
・上がり方、回り方、降り方で、
どんな技が出来るようになった
か。
・どんな動きをつないで出来るよ
うになったか。
・きまりを守って学習できたか。
・自分の力に合っためあてで学習
出来たか。
・仲良く協力して学習出来たかを
話し合う。
・工夫したり、努力したところは
どこか発表する。
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