92/08/25 06:31:17 くろ   【梅の唄(お手玉遊び唄)】
 
 五月・六月実がなれば         七月・八月暑い頃            
 枝からふるいおとされて        三日三晩の土用干し           
 近所の町へ持ち出され         思えば辛いことばかり          
 何升、何合と計り売り         それも世のため人のため         
 もとよりすっぱいこの身体       しわはよっても若い気で         
 塩につかって辛くなる         小さい君らの仲間入り          
 しそに染まって赤くなる        運動会にもついていく          
                    まして戦のその時は           
                    勇む兵士のお供して           
                    御国に尽くす、この私          
   『阿東老人ホームだより第五号』                      
   木原花代さん 田万川町出身79歳のおりに披露された唄から         
                                        
  梅干しをつくる手順がよみこまれていて興味深い気がしました。明治か大正頃の唄で
 しょうか。御国(みくに)の前後からそう思います。 

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