90/10/23 04:31:27 くろ 学習プリント 大地の変化・大陸移動説 和田中
出典・・・和田中 全国へき地研究集会・分科会公開授業から
ただし、文字の配置や拡大文字については、変更してあります。
なお、このデータは公開されているとはいえ、転載及び利用にあたっては御本人の許可が
必要です。
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理科学習プリント No.26 3年( )組 ( )
8 火山の活動と大地をつくるもの
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・本単元の学習の方向づけをし、学習内容についての自己目標を持つ
ための学習 |
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ウェゲナー (1880〜1930年)
#世界地図の不思議
西欧での世界地図は大西洋が世界の
まんなかに描いてある。南大西洋をは
さんで、南アメリカ大陸の東海岸線と
アフリカ大陸の西海岸線が実によく似 世界地図(西洋の)
ているではないか! (ここは画像なので省略します)
1910年、当時マールブルクで気
象学を講じていた、若干30才にも満
たない学者アルフレッド・ウェゲナー
は前から気にかけていたこの不思議な
現象は、次のように考えれば理解でき
ると気がついた。
#奇抜な理論
すなわち、かっては、南アメリカ大陸とアフリカ大陸とがくっついていて一体となっ
ていたのが、二つに別れて動き、今では何千キロという距離にはなれてしまったためで
あるというのである。
これは簡単至極な推論であって、コロンブスの卵みたいな話であるが、考えてみれば
ずいぶん奇抜な、まただいたんな考え方であるといえよう。さしわたし、何千キロとい
う巨大な大陸−アメリカ大陸とかオーストラリア大陸のような−が何千キロという道の
りを、何千万年という時間をかけて動いたというこの新説はいかにも奇妙なものであっ
たので、当時の地質学者や、地球物理学者達の間には、その賛否をめぐって激しい論争
が戦わされたのである。
この理論は、結局世の中に受け入れられず、やがて人々に忘れ去られてしまう。しか
し、近年になって地球に関するデータが豊富になるにしたがい、再び脚光を浴びるよう
になり、今ではこの理論をもとに地球に関する科学は急激な進歩をとげるにいたってい
る。
この理論によると地球に関して、次々と実に多くのことがらがうまく説明できるのだ
が・・・・
高さが8千メートル級の山々が連なるヒマラヤ山脈の山頂付近から貝の化石が出土
する。これは、ヒマラヤ山脈が、かっては海の底であったことを示す。このわけを自
分なりに説明してみよう。
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1・まず自分の考えを直感的に書いてみよう。
2・コンピューターを使って大陸を動かしてみよう。
3・自分の考えをまとめよう。