89/10/26 23:42:16 くろ   【原子・分子のガイド(1) 】
 
<<歴史>>
 ★我々は何からできているのか、自然のものは何からできているのか・・人間の疑問
(1)紀元前5世紀 ギリシアにおいて原子論あり。(異端の説として)
    原子(atom)・・・a<not>  tom<cutting>
    デモクリトスの説として
(2)アリストテレスの自然観(キリスト教とあっており2000年間信じられる)
  内容
  自然・・・月より上の世界(美しい不滅の物質エーテルで満ちている。)
     ・・月より下の世界(土・水・空気・火の4元素から成る。)
     土は地上・水は海・空気は空・火は太陽から
    (熱・寒・乾・湿)の性質が加わると4元素が転化(移り変わる)
     寒+湿=水 熱+湿=空気 熱+乾=火 乾+寒=土
    例 水を熱すると水蒸気と、土が残る現象は
      水+火=寒+湿+熱+乾 つまり熱と湿の関係(空気・・水蒸気)
                     乾と寒の関係(土)
(3)練金術(名前のとおり金を作り出す術)・・・近代化学のもと
   11世紀にアラビア経由で・・占星術と共に (起源はギリシア)
   物質の探究方法や実験器具、化学用語において多くの成果を残している。
   例)蒸留・ろか等  ビーカー・フラスコ等  アルコール・アルカリ等
    この蒸留は、蒸留酒へ・・・ウィスキーは練金術から
    近代医学の元も築く
    酸や塩の解明
    鉱山の開発・金属精練の技術
   内容・・(金の製造・人造人間・人造妖精・魔法)
        金は水銀(女性)と硫黄(男性)と賢者の石?と時間(時)によって
        作られるとした。賢者の石を作ろうとしたのが練金術の主流
   みんなが熱中
    お坊さんも・・・宗教との関わり 金は貴い・・・卑しい心を神にちかづける
    詐欺行為が横行・・禁止・・・陰で・・神秘的,魔術的
    ニュートンも錬金術に熱中!!
   元素についての考えには進歩がなかったが・・
   金・銀・銅・鉄・錫・鉛・水銀に加えて、コバルト・白金・亜鉛・ニッケル
   チタン等多くの純粋な物質が得られるようになった。
  <元素は実は多くあるのではないか?に結びついていく。>           
(4)ラボォアジェ(4元素説の否定・・近代的な元素の考え方を確立)18世紀
   化学的な分解実験を行い33種類の物質の組み合わせで、様々な物質が出来て
   いると主張した。(熱素と光素は間違いしたがって、31種類)
(5)ドルトンの業績 (19世紀はじめごろ)
   原子論を復活させ、さらに発展させた。(資料集参考に)
   ・実験にうらづけられた論
   そしてアボガドロの分子説に受け継がれる。
(資料提供・・鈴木史郎,金森暢子,岡本正志,小塩玄也,内田正夫)
●生徒に配付して説明したプリントの一部です。では。

松下村塾 Yicin-Net
■もどる inserted by FC2 system