91/12/06 02:54:53 くろ   中2指案>植物の体のしくみ
 
 本時のねらいが大きすぎるという指摘がありました。授業に関しては反省すべき点
がたくさんありました。
 一番は、水の通り道について予想させるというところです。
 モデルを私から与えてしまったのですが(円を書いて・・全体・中央・周辺・外側
を赤く塗った図を提示して選ばせたのです。)生徒に描かせ、それをもとにすすめる
方法が良かった。
 あとは、生徒を指名したのですが、自発的に発表させるべきところでした。
 
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               第2学年理科学習指導案              
                          指導者 御幡正章      
1 単元名  5 多細胞生物の体のしくみ                    
         −植物の体のしくみ−                     
2 指導の立場                                 
  前単元での生物を細胞レベルで学習した結果を受けて、それらを発展させ多細胞生物
 の体は分化した細胞の集まりである組織や器官から成り立っており、それらが有機体と
 して協調し統制されて生活活動を行い、生命を維持していることを理解させることを目
 的としている。                                
  題材としては、動物として人間を、植物については高等植物を扱うことでヒトと対比
 させ、生命体の持つ多様性と共通性を理解させることも目的としている。      
  この単元で学んだ栄養分の吸収・消化及び呼吸・光合成などについては、3年での生
 物どうしのつながりを学習する基礎となるものである。              
  中学2年ともなり、性の知識に対して積極的にもなっており、こうした細部からの知
 識によって自己の体に対して理解を深め、また地球上の生物に対する知識も広めていく
 ことで正しい認識を得る手がかりともなる題材である。              
                                        
  この学年は、考えることや発表に対して苦手意識が強く、やや積極性に欠けるところ
 があるが、実験等の体を動かしての学習に対してはいくぶん積極性が見られる。学力に
 関しては、小学校の段階より男子の学力が女子に比べて低く、それが男子の伸びを阻害
 する一因ともなっている。                           
                                        
  指導にあたっては、発表の場面や実験の場面を多く取り入れるとともに、できるだけ
 実際の物やそれに準じるものとしての画像を多用し、語句の羅列のみに終わらないよう
 にして理解をはかるように努めたい。                      
                                        
3 指導の目標                                 
 (1)多細胞生物の各組織や器官のそれぞれの働きを理解させるようにする。    
 (2)多様性と共通性について理解を深めるようにする。             
 (3)生徒活動の場面を多く取り入れるとともに、関連して幅広い知識を提供し、物事
    を科学的に考えさせることで、生雲中の研究主題「豊かな心を持ち、活力ある生
    徒」に迫るようにする。                         
4 指導の計画                                 
  第1次  食物の消化と吸収      4時間                
  第2次  呼吸            2時間                
  第3次  血液の循環         4時間                
  第4次  刺激と反応         3時間                
  第5次  植物の体としくみ      4時間 (本時 2/4)       
  第6次  単元のまとめと学習の発展  1時間                
                                        
5 本時案                                   
 (1)題材 水や養分の移動                          
 (2)主眼 ・観察結果をもとに根から葉までの水の通路をたどりながら、植物体のつ
        くりと働きが理解できるようにする。               
       ・道管の働きが正しく説明できるようにする。            
       ・ヒトとの共通性や違い等について説明できるようにする。      
 (3)準備物 OHP 植物 ビーカー 顕微鏡観察用具 カミソリの刃      
        赤インク                            
 (4)学習過程                                

学 習 内 容

   学  習  活  動

指導上の留意点

導入
 前時の復習


展開

前時の復習をし、根から吸収された水
や養分がどこへ行くのか考える。

観察を行い、茎の役割を確認する。
 

前時の学習が理解できてい
たかを確認する。

インクにつけた植物を用意
し観察させる。

 ・茎の中の水の通り道はどのようになっているか           ・

 茎の役割に
 ついて





まとめ
 道管の役割




 

通り道について予想する。
観察方法について説明を聞く。
観察を行う。
結果をまとめる。


結果を発表する。
先生の説明を聞きノートにまとめる。

小テストをやって、学習の確認を行
相互に問題を出しあう。

次時の連絡を聞く。
 


顕微鏡操作の確認をすると
ともに、観察時の安全指導
を行う。
机間巡視を行い個別指導を
行う。

道管の位置と働きについて
理解できたか確認する。
各班でそれぞれ活動が進む
ようにする。


 
 (4)授業の視点                               
   ・植物体のつくりと働き、特に茎の部分について働きや役割が理解できていたか。
   ・道管の働きが正しく説明できるようになったか。              
   ・ヒトとの共通性や違い等を考えることが出来たか。             
                                        

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