身はたとえ

 松陰先生が、江戸で首を切られて死ぬ前に、残した辞世の句があります。

 身はたとえ 武蔵ののべに朽ちぬとも
   とどめおかまし 大和魂

 私がこの江戸で死のうとも、きっと、私の意志をついでくれる弟子達が、私の志をついでくれるであろう。
 私がこの江戸で死のうとも、きっと日本の夜明けはやってくるであろう。
 松陰先生は、日本の将来のことを思い憂い、外国のことをしるために、ペリーの黒船に乗り込もうとしました。しかし、残念な事に断られてしまいました。当時、外国へ行く事は禁止されていました。そのため、とらえられ、安政の大獄のときに処刑されてしまいました。


Yamasaki(90/03/22)
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